【転職希望者必読!】建築・土木系の職種の全体像をご紹介!
建築・土木分野には、現場をまとめる施工職から、図面を描く設計職、社会インフラを支えるコンサルタントまで、多様な専門職が存在します。
それぞれの職種が異なる役割を持ちながら連携し、社会の安全と快適を支える重要な存在です。本記事では主要な職種を整理し、その特徴や役割をわかりやすく紹介します。
施工管理
施工管理は、工事現場で工程・品質・安全を統括する職種です。建物を「つくる」段階の中核を担い、関係者との調整を通じて計画どおりに現場を進めます。ゼネコン・サブコン・ハウスメーカーなど多くの企業で重要なポジションにあり、チームマネジメント力と現場対応力が求められます。
施工管理職について詳しく知りたい方は、「施工管理職とは?必要なスキルとキャリアアップするうえで必要なポイントを解説」をご覧ください。
設計職
設計職は、建築や土木の構造物を図面として形にする職種です。建築では意匠・構造・設備に分かれ、土木では道路・橋梁・トンネルなどの公共インフラを設計します。設計者は法令・安全性・デザイン性を踏まえて最適なプランを立案し、建設の起点となる重要な役割を果たします。
施工管理職について詳しく知りたい方は、「建設業界の設計職とは?必要なスキルからキャリアアップまでを詳しく解説」をご覧ください。
建築設計職
建築設計職は、建物の見た目や空間構成を考える「意匠」、建物を支える「構造」、快適性をつくる「設備」の3要素を設計する専門職です。顧客の要望を形にするクリエイティブ性と、法令・コストを考慮した現実的な判断力が必要です。
土木設計職
土木設計職は、道路や橋梁、トンネル、河川施設など社会基盤の設計を担当します。構造解析や地盤調査をもとに安全で効率的な設計を行い、公共インフラ整備を支える専門職です。官公庁・コンサルタント・ゼネコン設計部門など幅広い活躍の場があります。

建設コンサルタント
建設コンサルタントは、公共事業における調査・計画・設計・発注支援を行う職種です。国や自治体のパートナーとして、社会インフラ整備や防災・老朽化対策を支援します。上流工程で社会的課題に直接関わる点が特徴で、技術力と社会的責任が求められます。
建設コンサルタント職について詳しく知りたい方は、「建設コンサルタントとは?キャリアアップや転職のポイントについて解説」をご覧ください。
不動産系
不動産開発職
不動産開発職は、土地の取得から企画・設計・建設・販売までを一貫して手がける仕事です。都市開発や再開発、商業施設の計画など、街づくり全体をリードする立場にあります。事業の収支計画やマーケット分析も重要で、技術とビジネスの両面に精通することが求められます。
不動産仲介職
不動産仲介職は、物件の売買・賃貸を仲介し、顧客のニーズに合った取引を成立させる仕事です。市場動向や法知識を理解し、買い手と売り手の双方に最適な提案を行います。営業力と信頼関係構築力が求められる営業要素の強い職種です。
不動産管理職
不動産管理職は、建物の運営・保守・テナント対応を通じて資産価値を維持する職種です。設備点検や修繕計画、入居者対応などを行い、建物を長く安全に使うための管理を担います。長期的な信頼関係構築が大切な職種です。
デザイナー職
デザイナー職は、建築空間の印象や快適さを左右するデザインを担います。建物内部を手がけるインテリアデザイナーと、外構・庭など外部空間を扱うエクステリアデザイナーに分かれます。空間演出のプロフェッショナルとして、建物の完成度を高めます。
インテリアデザイナー
インテリアデザイナーは、家具や照明、素材選定などを通して空間の美しさと使いやすさを両立させます。住宅・商業施設・ホテルなど多様な案件に対応し、空間演出のプロとして活躍します。
インテリアデザイナー職について詳しく知りたい方は、「インテリアデザイナーとはどんな仕事?仕事内容から転職に必要なスキル・資格まで紹介します」をご覧ください。
エクステリアデザイナー
エクステリアデザイナーは、建物外部をデザインする職種で、景観や防犯、動線計画まで考慮します。建物の印象を決定づける重要な役割を担い、施工現場に立ち会うこともあります。
エクステリアデザイナー職について詳しく知りたい方は、「エクステリアデザイナーとはどんな仕事?仕事内容から転職に必要なスキル・資格まで紹介します」をご覧ください。

測量職
測量職は、建設の基礎となる地形・高低差・位置情報を正確に測定する専門職です。測定データは設計や施工の基礎情報として不可欠で、「すべての工事の出発点」とも言えます。ドローンや3Dスキャン技術の活用も進んでおり、デジタル化が進む分野です。
測量職について詳しく知りたい方は、「測量士とは?測量の流れや必要な資格、測量士補との違いを解説」をご覧ください。
営業職
営業職は、顧客との信頼関係を築き、建設・設計・不動産など各分野の案件受注を支える職種です。技術的理解をもとに最適な提案を行うことで、企業の成長を支える中心的存在です。特に技術営業は、現場と顧客をつなぐ橋渡し役として重視されています。
公務員(建築・土木技術職)
公務員技術職は、国や自治体で公共施設やインフラの整備・維持を行う職種です。国家公務員は全国的な計画や技術基準を担当し、地方公務員は地域に根ざした施設整備を進めます。いずれも公共性の高い責任ある仕事として、社会への貢献度が高いのが特徴です。
研究開発職
研究開発職は、建設技術や新素材、都市開発などに関する研究を行う職種です。ゼネコン・メーカー・大学・公的研究機関などが中心で、建築・土木業界の未来を支える技術革新を担います。
まとめ
建築・土木系の職種は、「つくる」「設計する」「支える」「活かす」といった役割に分かれながらも密接に連携しています。
それぞれの職種を理解することで、自分の得意分野や将来目指す方向性を見つける手がかりとなるでしょう。
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